コラム / 活用ガイド

SEO・AI 検索を AI エージェントで回す

検索の施策が効いたかどうかは、同じ条件で測り直すまで分かりません。Google 検索は、書いてから効き始めるまでに数週間。AI 検索の回答は同じ質問でも毎回変わり、地図の順位は測る地点によって変わります。取得・計測・下書きと決めた日の読み戻しは AI エージェントに任せ、優先度・公開・判断は人が持ちます。

  • 扱うもの
  • Search Console
  • GA4
  • 実際の検索結果
  • AI 検索の回答
  • Google ビジネスプロフィール

ステップ 1オントロジー:出てくるモノと関係

業務に出てくるモノ(エンティティ)と関係を 1 枚にして、AI エージェントに渡します。

この図で答えたい問い

  • いま、4 つの段(見つける / 裏づけ / 整える / 事業と結ぶ)のどこで詰まっているか
  • 「あと少しで上位」の検索語はどれで、そのとき表示されているのは自社のどのページか
  • この施策はいつ実施し、いつ読み戻し、結果をどう判断したか
  • 登録した質問で、エンジンごとに自社は何回言及され、何回引用されたか(分母は検索が走ったサンプルだけ)
  • 言及されなかったとき、AI が実際に投げた検索語に答える段落が、自社のどのページにあるか
  • 先週、返信していない口コミは何件か。商圏のうち、地図で上位 3 位以内に出た地点は何割か
SEO・AI 検索のオントロジーです。AI 検索で答える段落が無かった検索語も SEO と同じ施策の一覧に入れ、決めた日に読み戻します。点線は名寄せで、店舗のプロフィールと公式サイトを名称・住所・電話番号で突き合わせます。もとは教科書の第 6 章と第 8 章の MEO の節で、3 つを 1 枚につなぐ関係(検索語から施策へ、地図の順位を順位の記録へ)だけを補いました。
SEO・AI 検索のオントロジーです。AI 検索で答える段落が無かった検索語も SEO と同じ施策の一覧に入れ、決めた日に読み戻します。点線は名寄せで、店舗のプロフィールと公式サイトを名称・住所・電話番号で突き合わせます。もとは教科書の第 6 章と第 8 章の MEO の節で、3 つを 1 枚につなぐ関係(検索語から施策へ、地図の順位を順位の記録へ)だけを補いました。

図を原寸で開く

図の元になった mermaid を見る(AI エージェントにそのまま渡せます)
mermaid
flowchart TB
  SITE["サイト<br/>key: サイト ID(振り直さない)"] -->|"持つ"| PAGE["ページ<br/>key: 正規の URL"]
  SITE -->|"Search Console・GA4 が生む"| PERF["検索実績<br/>期間 × 検索語 × ページ<br/>確定 / 未確定 / 未取得"]
  PERF -->|"指す"| QRY["検索語"]
  PERF -->|"指す"| PAGE
  QRY -->|"追跡する語は 1 日 1 行"| SNAP["順位の記録<br/>実測 / 平均掲載順位 / 未取得"]
  PERF -->|"所見から起こす"| ACT["施策<br/>key: 施策 ID<br/>どの段の仕事か"]
  ACT -->|"下書きを人が公開する"| PAGE
  ACT -->|"決めた日に起こす"| READ["読み戻し<br/>採用 / 様子見 / 元に戻す / 確かめられない"]
  READ -->|"材料に使う"| PERF
  AQ["AI 検索の質問<br/>key: 質問 ID(文言は変えない)"] -->|"エンジンごとに 1 件"| SAMP["サンプル<br/>言及あり / 言及なし / 計測不成立"]
  SAMP -->|"生む"| ANS["回答"]
  ANS -->|"持つ"| CIT["引用<br/>key: 引用元 URL"]
  CIT -->|"自社ドメインか"| PAGE
  SAMP -->|"記録する"| EXE["実際に投げた検索語"]
  EXE -->|"答える段落が無ければ施策に"| ACT
  READ -->|"同じ質問で測り直す"| SAMP
  STORE["店舗のプロフィール<br/>key: 媒体側の ID"] -.->|"同じ店か(名称・住所・電話番号)"| SITE
  STORE -->|"地点ごとの順位"| SNAP
  STORE -->|"受ける"| REV["口コミ<br/>未対応 / 返信済 / 対応不要 / 判定不能"]
  REV -->|"返信を起こす"| REP["返信<br/>店舗が確認してから公開"]
エンティティの一意キーと、施策の状態を表で見る

エンティティと一意キー

エンティティ一意キー(同じ 1 件の見分け方)説明
サイトサイト ID(振り直さない)Search Console・GA4 のプロパティと追跡キーワードの持ち主。プロパティは一覧から選び、手入力させない
ページ正規の URL記事・LP を含む
検索実績期間 × 検索語 × ページCTR は 0〜1 の比率。確定まで 2〜3 日、約 16 か月で消える
順位の記録日付 × キーワード × サイト(地図は地点も)実際の検索結果で数えた順位と取得経路。地図は店舗前・集客の起点・商圏の外縁の 3 種類の地点で測る
施策施策 ID所見に優先度・順番・失敗の判定・読み戻す日を足した、一覧の 1 行
読み戻し施策 ID × 読み戻す日決めた日に同じ条件で取り直した比較と判断
AI 検索の質問質問 ID(文言は変えない)利用者が AI に打ちそうな問い。合計 10〜20 本。変えたいときは新しい ID で足す
サンプル質問 ID × エンジン × 計測日時1 回の計測。計測不成立は分母に入れず、件数だけ並べる
引用引用元 URL回答が出典として示した URL。自社ドメインかを見る
店舗のプロフィール媒体側の IDGoogle ビジネスプロフィール。オーナー権限はお店の側に置く
口コミ媒体側の口コミ返信は店の公式な発言として残るので、公開前に店舗が確認する

施策の状態

状態意味この状態に入る条件
未着手一覧に載ったが、まだ手を付けていない所見やギャップから施策にした時点の初期値
今回はやらない別の段の施策なので、次の回の候補として残す段の判定で、止まった段以外の施策だったとき
承認待ち外部に反映する操作の手前で止まり、人の確認を待っているCMS への下書き入稿、サイトマップの送信をエージェントが呼び出したとき(パーミッションで確認の対象にしてある操作)
公開待ち下書きは CMS にあり、人の公開を待っている下書きの入稿が確認画面で許可され、実行されたとき
読み戻し待ち実施済み。決めた日を待っている実施日と読み戻す日を記録したとき
採用 / 様子見 / 元に戻す読み戻しの判断決めた日に同じ条件で比べたとき
確かめられない効いたとも効かなかったとも言えない季節性や計測の変化を外しても説明できないとき。「採用」に数えない

AI にさせてよい操作

  • AI が行う検索実績・URL の登録状況・サイトマップの一覧を取る
  • AI が行う実際の検索結果と地図の地点ごとに順位を数えて記録する
  • AI が行う登録済みの質問で AI 検索を計測する(料金は質問の数 × エンジンの数だけかかる)
  • AI が行う所見・施策の一覧・指示書・下書き・追記案・口コミへの返信の下書きを作る(ファイルの中だけ)
  • 承認してからCMS(WordPress)に下書きを入れる
  • 承認してからサイトマップの送信・削除、インデックスの送信
  • 人が行う公開・更新する、robots.txt などの設定ファイルを変える、地図の返信・投稿を管理画面で公開する
  • 人が行うAI 検索の質問を登録する、優先度と読み戻しの判断を確定する

ステップ 2業務フローの棚卸し

左から、業務と頻度 → AI エージェントがやること → 人が決めること(黒) → 使う Skill(点線)。 毎日・毎週・毎月の業務は定期実行に載せられます。ただ、人のいない実行では確認の要る操作が断られます。定期実行に任せるのは読み取りと下書きまでです。
左から、業務と頻度 → AI エージェントがやること → 人が決めること(黒) → 使う Skill(点線)。 毎日・毎週・毎月の業務は定期実行に載せられます。ただ、人のいない実行では確認の要る操作が断られます。定期実行に任せるのは読み取りと下書きまでです。

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mermaid
flowchart TB
  subgraph R1[" "]
    direction LR
    J1["1. データを読めるようにする<br/>初回・権限を変えたとき"] --> A1["Search Console と GA4 を叩き、読めない項目を「未取得」と返す"]
    A1 --> H1["プロパティ側で読み取るアカウントを追加する"]:::human
    H1 --> S1["検索実績の取得"]:::out
  end
  subgraph R2[" "]
    direction LR
    J2["2. 段の判定と監査<br/>初回・四半期"] --> A2["4 つの問いに答え、サイトを描画・クロールして所見をまとめる"]
    A2 --> H2["どの検索面に向けるか、監査の範囲"]:::human
    H2 --> S2["どの段で詰まっているか"]:::out
  end
  subgraph R3[" "]
    direction LR
    J3["3. 流入の分析<br/>毎月"] --> A3["あと一歩・押されていない・下がっている、の 3 群に分ける"]
    A3 --> H3["どの候補を採るか"]:::human
    H3 --> S3["流入の分析"]:::out
  end
  subgraph R4[" "]
    direction LR
    J4["4. 順位の計測<br/>毎日"] --> A4["実際の検索結果で数え、取得経路つきで 1 日 1 行記録する"]
    A4 --> H4["追跡するキーワードの登録"]:::human
    H4 --> S4["検索順位の計測"]:::out
  end
  subgraph R5[" "]
    direction LR
    J5["5. 施策の一覧と記事の手直し<br/>毎月"] --> A5["優先度・読み戻す日を書き、節ごとの指示書を作る"]
    A5 --> H5["優先度、どこまで直すか"]:::human
    H5 --> S5["SEO 改善の全工程"]:::out
  end
  subgraph R6[" "]
    direction LR
    J6["6. 新しい記事<br/>必要なとき"] --> A6["構成・下書き・レビューを進め、CMS に下書きで入れる"]
    A6 --> H6["取材に答える、承認、公開"]:::human
    H6 --> S6["記事制作の全工程"]:::out
  end
  subgraph R7[" "]
    direction LR
    J7["7. AI 検索の質問の登録<br/>初回・追加するとき"] --> A7["4 種類で合計 10〜20 本の案を、問い合わせの言い方から出す"]
    A7 --> H7["登録する文言(変えない)"]:::human
    H7 --> S7["AI の回答での可視性"]:::out
  end
  subgraph R8[" "]
    direction LR
    J8["8. AI 検索の計測とギャップ<br/>毎週"] --> A8["同じ質問・同じエンジンで測り、答える段落の無い検索語に追記案を書く"]
    A8 --> H8["計測を回すか(料金がかかる)、追記を採るか"]:::human
    H8 --> S8["クエリファンアウトの網羅確認"]:::out
  end
  subgraph R9[" "]
    direction LR
    J9["9. 地図の順位と口コミ<br/>毎月・返信は 24〜48 時間以内"] --> A9["3 種類の地点で順位を測り、返信を店の事実から下書きする"]
    A9 --> H9["店舗が確認し、管理画面で公開する"]:::human
    H9 --> S9["地図プロフィールの運用"]:::out
  end
  subgraph R10[" "]
    direction LR
    J10["10. 変更の見張り<br/>改修の後"] --> A10["主要ページの前回の控えと比べ、差分に重大度を付ける"]
    A10 --> H10["すぐ対応するか"]:::human
    H10 --> S10["変更の見張り"]:::out
  end
  subgraph R11[" "]
    direction LR
    J11["11. 効果の読み戻し<br/>決めた日"] --> A11["同じ条件で取り直し、季節性・計測・サイトの変更を外す"]
    A11 --> H11["4 つの判断のどれにするか"]:::human
    H11 --> S11["流入の分析"]:::out
  end
  R1 --> R2 --> R3 --> R4 --> R5 --> R6 --> R7 --> R8 --> R9 --> R10 --> R11

ステップ 3AI エージェントで回す PDCA

黒い箱は人が決めるところ、オレンジの箱は承認を通るところ。ほかは AI エージェントが進めます。 読み戻す日は実行の前に決めておき、1 か月で成否を断定しないこと。AI 検索は答えが毎回変わるため、1 回の結果では判断しません。地図は、表示回数が動き出すまで 1〜2 か月が目安です。
黒い箱は人が決めるところ、オレンジの箱は承認を通るところ。ほかは AI エージェントが進めます。 読み戻す日は実行の前に決めておき、1 か月で成否を断定しないこと。AI 検索は答えが毎回変わるため、1 回の結果では判断しません。地図は、表示回数が動き出すまで 1〜2 か月が目安です。

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mermaid
flowchart TD
  BASE["ベースラインを取る<br/>検索実績(終了日は 3 日前)・順位の実測・AI 検索の計測"] --> STG["どの段で詰まっているかを判定する"]
  STG --> BL["施策の一覧を作る<br/>優先度・失敗の判定・読み戻す日"]
  BL --> H1["【人】優先度を決め、今回やらない施策を決める"]:::human
  H1 --> MAKE["AI が指示書・下書き・追記案・口コミへの返信案を作る"]
  MAKE --> H2["【人】取材に答える・数字と事実の要確認を埋める"]:::human
  H2 --> G1("承認<br/>CMS への下書き入稿"):::gate
  G1 --> H3["【人】公開する・設定ファイルを直す<br/>地図の返信は店舗が確認してから管理画面で"]:::human
  H3 --> G2("承認<br/>サイトマップの送信"):::gate
  G2 --> LOG["実施日を記録する<br/>主要ページの控えを取る"]
  LOG --> WAIT["決めた日まで待つ<br/>既存記事 7・14・28・56 日後<br/>新しい記事 14・28・56・90 日後"]
  WAIT --> CHK["同じ条件で取り直して比べる<br/>AI 検索は同じ質問・同じエンジン、計測不成立は分母から外す"]
  CHK --> H4["【人】判断を確定する<br/>採用 / 様子見 / 元に戻す / 確かめられない"]:::human
  H4 -->|"次の回の候補"| BL
段ごとの分担を表で見る
段AI がやること人が決めることSkill
Plan(計画)ベースラインを取り、段を判定し、所見とギャップを施策の一覧(優先度・失敗の判定・読み戻す日)にする優先度、今回やらない施策、AI 検索の質問の登録SEO 改善の全工程/どの段で詰まっているか/AI の回答での可視性
Do(実行)指示書・下書き・追記案・口コミへの返信案を作り、CMS に下書きを入れる。実施日を記録する取材に答える、事実の確認、公開、地図の管理画面での公開記事制作の全工程/クエリファンアウトの網羅確認/地図プロフィールの運用
Check(確認)決めた日に同じ条件で取り直して比べ、関係の無い要因を外す。AI 検索は同じ質問・同じエンジンで測り直す—流入の分析/検索順位の計測/AI 検索の定点計測
Act(改善)判断案を出し、新しい検索語は新しい質問として足す案を出す。同じ指摘が続くなら手順書の不備として返す採用 / 様子見 / 元に戻す / 確かめられない、来月やることSEO 改善の全工程

ステップ 4Skill の構成

入口の Skill が依頼を受けて、工程ごとの Skill へ振り分けます。矢印の文字は振り分ける条件。 入口は「SEO を改善する」「AI 検索で言及される」「地図と口コミを運用する」の 3 つ。どこから入るかは、依頼の言い方で決まります。
入口の Skill が依頼を受けて、工程ごとの Skill へ振り分けます。矢印の文字は振り分ける条件。 入口は「SEO を改善する」「AI 検索で言及される」「地図と口コミを運用する」の 3 つ。どこから入るかは、依頼の言い方で決まります。

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mermaid
flowchart TD
  REQ(["SEO を改善して"]) --> IMP["SEO 改善の全工程<br/>入口"]
  REQ2(["AI 検索で出てこない"]) --> VIS["AI の回答での可視性<br/>入口"]
  REQ3(["地図・口コミについての依頼"]) --> OPS["地図プロフィールの運用<br/>入口"]
  IMP --> STG["どの段で詰まっているか"]
  IMP --> INF["流入の分析"]
  IMP --> RANK["検索順位の計測"]
  VIS --> MEAS["AI 検索の定点計測"]
  VIS --> FAN["クエリファンアウトの網羅確認"]
  MEAS -->|"実際に投げた検索語"| FAN
  IMP -.->|"新しい語を獲るとき"| PIPE["記事制作の全工程"]
  FAN -.->|"答えるページが無いとき"| PIPE
  PIPE --> G("承認<br/>CMS へ下書き入稿"):::gate
  OPS -->|"返信・投稿の公開"| HUMAN["【人】店舗が確認し、管理画面で行う"]:::human
  • 入口SEO 改善の全工程

    現状把握 → 施策の一覧 → 実行 → 効果測定の周期を回す役。監査も執筆も自分ではしない

    中身を見る

    入力

    • サイト
    • 改善の目的
    • 緊急度(初回 / 定常 / 急落)

    手順

    1. 計測が入っているかを確かめる
    2. 現状把握を省略しない(流入の分析と順位の基準値)
    3. 詰まっている段を判定する
    4. 施策を一覧にし、効果 × 手間で並べる
    5. 読み戻す日を決めてから実行する

    返すもの

    • 現状レポート
    • 施策の一覧
    • 効果測定レポート

    守ること

    • 施策の実施日を記録する
    • 1 か月で成否を断定しない
  • 入口AI の回答での可視性

    対象を決めてから、前提の点検・網羅の確認・計測・改善案を返す

    中身を見る

    入力

    • ブランド
    • サイト
    • 登録済みの質問

    手順

    1. 対象を決める(決められなければ AIO と GEO を対象にし、その前提を冒頭に書く)
    2. 前提を点検する(検索用クローラー・描画・抜粋の制限・構造化データ・表記)
    3. 質問ごとに網羅を確かめる
    4. 登録済みの質問だけで計測する(エンジン間で合算しない)

    返すもの

    • 一言でいうと・前提の不備・網羅の不足と追記案・エンジン別の計測結果・次に測る日

    守ること

    • llms.txt を主な施策にしない
    • 検索語ごとにページを量産しない
    • 計測していない数値を書かない
  • 入口地図プロフィールの運用

    診断・順位の計測・月次の運用とレポートを受け持つ

    中身を見る

    入力

    • 店舗名・商圏・業種・トーン・店の事実
    • あれば検索語句のレポートと管理画面の書き出し

    手順

    1. 初期診断をする(点数の分母は判定できた項目だけ)
    2. キーワードを 5〜10 個に絞る(市区町村・駅名・観光地の 3 つの粒度)
    3. 順位は、地点・キーワード・日時・方法とセットでしか記録しない
    4. 月次: 投稿は週 1〜2 本、写真の更新、口コミへの返信は 24〜48 時間以内

    返すもの

    • 現状の点数と直す順番
    • 下書き
    • 月次レポート

    守ること

    • 提案しないことを手順より先に書く(対価付きの依頼・高評価だけへの誘導・自作自演・条件の無い順位)
    • 下書きまでにとどめ、公開前に店舗が確認する
  • どの段で詰まっているか

    4 つの段のどこで詰まっているかを判定して宣言する。作業には手を出さない

    中身を見る

    入力

    • サイト
    • 向ける検索面

    手順

    1. 4 つの問いに順に答え、最初に「いいえ」になった段で止まる
    2. その段の施策だけを並べる
    3. ほかの段の施策は「今回はやらない」として残す

    返すもの

    • 段・その段の施策・今回やらない施策

    守ること

    • 出典に辿れない数値は削る
  • 流入の分析

    検索実績から、直すと効く候補を 3 つの群に分ける

    中身を見る

    入力

    • 検索実績(今回と前回。季節性があれば前年の同じ時期)

    手順

    1. 2 つの期間を同じ条件で取る
    2. あと少しで上位 / 表示は多いが押されていない / 下がっている、に分ける
    3. 直す前に、クリック上位 1 割の語を「守る言葉」として控える

    返すもの

    • 根拠の行つきの候補と、守る言葉の一覧

    守ること

    • 件数の少ない語の CTR を率で断定しない
    • 順位の変化と施策の実施日を並べてから因果を語る
  • 検索順位の計測

    狙う語の順位を、実際の検索結果で数えて記録する

    中身を見る

    入力

    • 登録済みのキーワードとサイト

    手順

    1. 登録済みの一覧から読む
    2. 実際の検索結果で数える(1 本ずつ、間を空ける)
    3. 1 語 1 日 1 行で、取得経路(実測 / 平均掲載順位 / 未取得)つきで記録する

    返すもの

    • キーワード・今回・前回・変化・取得経路の表

    守ること

    • 縮退した値を実測と黙って混ぜない
    • 0 位や 100 位で埋めない
  • AI 検索の定点計測

    登録した質問を各エンジンに投げ、言及と引用を記録する

    中身を見る

    入力

    • 登録済みの質問
    • ブランド語
    • 競合

    手順

    1. 登録済みの質問だけを投げる
    2. 1 質問 × 1 エンジン = 1 サンプルとして、実際に投げた検索語まで記録する
    3. 分母は成立したサンプルだけにし、不成立の件数を並べて書く

    返すもの

    • エンジン別の言及率・引用率・引用元ドメインと、1 件ずつの行

    守ること

    • エンジン間で足さない・比べない
    • アプリ名を主語にしない
    • 測れていないのに「計測済み」と返さない
  • クエリファンアウトの網羅確認

    AI が 1 つの質問を分けて調べる検索語ごとに、答える段落があるかを確かめる

    中身を見る

    入力

    • 登録済みの質問(文言をそのまま使う)
    • サイトの URL 一覧
    • あれば実際に投げた検索語

    手順

    1. 料金・場所・対象者・比較・口コミ・手順・条件の切り口で、検索語を 8〜15 個予測する
    2. 実際に投げた検索語と照らし、一致したものは「実測」に改める
    3. 答えが無い語に、追記先と 200 字程度の追記案を書く

    返すもの

    • 検索語・予測か実測か・答えのある URL・追記案の表

    守ること

    • 検索語ごとに新しいページを作る提案をしない
    • 追記案に数字や事実を創作しない(分からない箇所は【要確認】)
  • 記事制作の全工程

    記事 1 本を工程ごとの担当に渡しながら仕上げる

    中身を見る

    入力

    • 読み手・目的・禁止事項・公開先

    手順

    1. 与件を把握する
    2. キーワードを確定する
    3. 構成を作る
    4. 取材を含めて書く
    5. 文体とレビューを通し、下書きで入れる

    返すもの

    • CMS の下書きと、工程ごとの成果物

    守ること

    • 工程を飛ばさない
    • 公開ボタンは人が押す

補足: どの段で詰まっているかを先に決める

打つ SEO の施策は、4 つの段のどこで詰まっているかで決まります。上の段から順に問いを立て、最初に「いいえ」になった段で止まって、その段の施策だけを並べます。判定を飛ばした監査は、テクニカルの指摘を 40 件並べただけのレポートで終わります。

段問いここで詰まっている印
見つける需要の言葉を知っているか狙う言葉が人によって違う
裏づけ外に裏づけがあるか被リンク・掲載・口コミ・言及がほとんど無い
整える読み取りやすく、信じられる形か中身はあるのに、引用できる形になっていない
事業と結ぶ見つけてもらうことが成果につながっているか流入は伸びているのに、予約や問い合わせが増えていない

事業と結ぶ段で拾った「売れ方」や「問い合わせで使われた言葉」は、見つける段の材料に戻します。

このページは、コラム『マーケティングエンジニアの教科書』の 第 2 章「AI Agent の使いこなし方」・第 6 章「SEO/LLMO を自動化する」・第 8 章「アカウント運用を自動化する(後編)」 をもとにまとめたものです。