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ドキュメント / 読み方と運用

トリガー実行(自動で動くもの)

1 時間ごとに数字を確認し、決めておいた条件に当てはまったら、決めておいた実行(Slack への通知・タスクの作成・広告の停止・予算の調整・複製・配信の開始と停止)を自動で行います。広告費が増える向きの操作だけは、トリガーを有効にするときに承認が必要です。トリガーは「タスク」タブのボードのいちばん左の列に並び、作成(「トリガーを追加」)・編集・停止・有効化・削除はそこからできます。編集して保存すると停止状態に戻るので、有効化し直してください。一覧と発火の履歴の閲覧はダッシュボードの「トリガー実行」タブ、配信ヘルスなどの見張りは「広告」タブの下半分です。月予算・目標 CPA と成果の定義の設定は設定画面にあります(月予算は「基本」タブ、成果の定義は「Meta」タブ)。

条件と実行の組み合わせ

1 本のトリガーは「条件(いつ)」と「実行(何をするか)」の組です。条件は 3 種類あります。

条件 見るもの 選べる実行
広告の実績 直近の CPA・CTR・広告費など(対象はキャンペーン / 広告セット・広告グループ) Slack に通知する / タスクを作る / 広告を停止する / 日予算を増やす・減らす / キャンペーンを複製する
広告の時間指定 決めた曜日・時刻(毎時 00 分ちょうど) 配信を開始・停止する
検索パフォーマンス Search Console の直近のクリック数・表示回数・CTR・掲載順位(見るサイトを選びます) Slack に通知する / タスクを作る

「タスクを作る」を選ぶと、条件に当てはまったときにボードへタスクが 1 枚増えます(広告には何も触りません)。通知だけだと流れてしまう案件でも、やることとして残ります。同じトリガーのタスクがまだ残っているあいだは、次のタスクを作りません(毎時の確認で同じものが積み上がらないようにするためです)。

決まった時刻に通知やタスクを作りたいときは、トリガーではなく定期実行を使ってください。時刻を条件にできるのは「配信の開始・停止」だけです(時刻で動くものの置き場を 1 つに保つため)。また、検索パフォーマンスを条件にして広告を操作することはできません(どの広告を止めるのかが決まらないためです)。

自動で動くもの / 承認が要るもの

広告タブの配信の見張りセクション。配信ヘルスが媒体ごとに並んでいる
  1. 1 時間ごとの自動点検の結果。この画面を開いても媒体には問い合わせません
実行 扱い 理由
Slack に通知する 承認不要 広告は操作しません
タスクを作る 承認不要 ボードにタスクが 1 枚増えるだけで、広告は操作しません(この実行だけは Slack の通知先が未設定でも有効にできます)
広告を停止する 承認不要 支出が減る向きで、再開はいつでもできます
日予算を減らす 承認不要 同上
キャンペーンを複製する 承認不要 複製は必ず停止状態で作られるため、複製しただけでは配信は始まりません
日予算を増やす(増額を含む) 有効にするときに 1 回承認 上限と増減率をトリガーに固定したうえで、その範囲を承認します
配信を開始する(時間指定で開始を含む) 有効にするときに 1 回承認 対象と時刻をトリガーに固定して承認します

承認が要るトリガーは、「有効にする」を押しても有効になりません。承認キューに申請が積まれ、承認するまで一切動きません。ここは以前の「広告ルール」と同じ扱いです——条件と実行を選べる範囲が広がっただけで、承認の考え方(お金が増える向きの操作だけ人が 1 回押す)は変わっていません。

始めかた

  1. 「タスク」タブのボード左端「自動実行」の列にある「通知先」を押して、Slack の通知先チャンネルを選ぶ(通知先が無いと、通知するトリガーは有効にできません)。先に Slack と連携しておいてください
  2. 同じ列の下の「トリガーを追加」で、実行を「Slack に通知する」か「タスクを作る」にしたトリガーを作り、条件が狙いどおりの場面で動くか、数日ようすを見る
  3. 納得できたら同じ条件のまま、実行を「広告を停止する」などに変える(実行は途中で入れ替えられないので、作り直してください)

広告の実績を条件にするときは、「判定する最低広告費」を 0 のままにしないでください。広告費がまだ少ないうちに CPA を見ると、1 件の成果の揺れだけで停止が走ります。

暴走させないための設定

項目 働き
判定する最低広告費 この額に届いていない対象は判定しません(広告の実績を条件にするときだけ)
集計期間 何日分の実績で判定するか(既定 7 日)
クールダウン 同じトリガーが再び動くまでの間隔(既定 24 時間)
1 日の上限 そのトリガーが 1 日に動かせる回数
日予算の下限・上限 日予算を動かす実行では、必ず両方の指定が要ります

自動実行された分は承認キューには出ません。何が起きたかはダッシュボードの「トリガー実行」タブ(発火の履歴)と Slack 通知に残ります(「タスクを作る」実行の分は、ボードに増えたタスクにも印が付きます)。

何を成果とみなすか(CV / MCV)

広告の実績を条件にするトリガーで使う CPA の分母は、案件ごとに設定します(設定するのは設定の「Meta」タブ。ダッシュボードの CV のグラフからも飛べます)。候補に並ぶのは、直近 90 日に実際に発生したものだけ。中間コンバージョン(MCV)を決めておくと、成果がまだ少ない案件でも MCV 単価で判定できます。

設定を変えると、過去の期間の CPA の見え方も変わります(同じ実績を別の分母で割り直すため)。

動かないとき

症状 見るところ
「有効にする」が押せない Slack の通知先が未設定です(「タスク」タブのボード左端「自動実行」の列の「通知先」で選びます)。実行が「タスクを作る」のトリガーだけは、通知先が無くても有効にできます
有効にしたのに何も起きない 発火の履歴に理由が残ります。多くは最低広告費に届いていないか、クールダウン中です
選びたい実行が出てこない その条件では組めない実行です(「条件と実行の組み合わせ」の表)。時刻で通知やタスクを作りたいときは定期実行を使ってください
検索パフォーマンスのトリガーが保存できない 見るサイトを選んでいないか、そのサイトで見る Search Console のプロパティが未選択です(連携の設定で選んでから保存し直してください)
「日予算を増やす・減らす」が選べない 広告アカウントの通貨で金額の単位を確認できていません(現在は日本円と米ドルに対応)
MCV の指標が選べない 中間コンバージョンが未設定です
予算の変更が失敗する 予算がキャンペーン側と広告セット側のどちらにあるか確認してください(片方にしか置けません)