AllRev

ドキュメント / 基本知識

バナー作成の基本

バナーは「デザインの良し悪し」ではなく成果(まず押される率)から逆算して作ります。 きれいなバナーが勝つとはかぎらず、実測では余白の美しいデザインより 「白い帯を敷いて写真の上に大きく文字を載せる」ほうが勝ったこともあります。 このページは AllRev の AI がバナーを設計するときに実際に使っている型と、そこに入れてある指示です。

作る順番は 3 つ

順番 やること 決める人
1. 要素 入れる文字と画像を洗い出し、優先順位を付ける 広告を運用する人
2. 構成 どの要素をどの大きさで、どこに置くか 運用する人とデザイナー
3. 制作 デザインの仕上げ デザイナー(運用側は口を出さない)

「イメージと違う」が起きる原因は、ほぼ 1 の手抜きです。 要素ごとに「なぜ必要か」を説明できる状態にしてから次へ渡します。 優先順位が付いていれば、配信したあとに「どの要素が効いたのか」も検証できます。

構成 5 つの型

型 使いどころ 要点
キャッチコピー型 強い一言が決まったとき(王道) コピーがバナーの面積の半分以上を占めるくらい大きく
利用シーン型 使っている場面で魅せる(万能・動画化とも相性がよい) 買う→届く→使う→そのあと、の流れから「いちばんうれしい 1 場面」を切り取る。広告っぽさが消える
比較型 価値を一瞬で伝えたいとき 不等号・グラフ・天びん・使用前後の 4 通り。比べる相手は誰も傷つかないものを選ぶ
テキスト型 「募集」「期間限定」などチラシ的な訴求 あえて広告らしく。赤・白・黒のはっきりした色。お願い調(モニター募集など)が効きやすい
クチコミ型 一度サイトを見た人へ出すとき 実際の声と顔写真。1 つのデザインで声を差し替えて量産できる。写真はあえてスマホで撮ったほうが馴染む

コピーは 6 つの型でつくる

文言は思いつきではなく「型 × うれしいこと」の掛け算で量産します。 先に想定するお客さんを1 人まで具体化し、その人にとってうれしいことを 10 個ほど書き出してから型に流し込みます。

型 言い方 注意
使ったあとを見せる 具体的な数字で買ったあとを想像させる(大きい金額は 1 回あたりに割る) 王道。まずここから
相手を名指しする 「〇〇でお悩みの方へ」で自分ごとにする これ単体では弱い。他の型と併用
気づいていない問題を指摘する 「そのやり方、逆効果かもしれません」 反応は跳ねるが不快にもなる。指摘のあとに必ず解決策を置く
身近なものと比べる 競合ではなく、その人がいま使っているものと比べる 比較対象の候補を最低 5 つ出してから選ぶ
体験談として書く 使ったあとの感想を、記事の見出しのように 主観的な言葉を並べすぎると薄くなる
使う前の気持ちを代弁する 「今年こそ」「絶対に失敗したくない」 後ろ向きな方向は言葉選びを慎重に

そのうえで、あとひと押しを一言添えます。数量の限定(在庫限り・おひとり様 1 個)、 期間の限定(〇日まで・先着順)、お得感(初回半額)、権威(受賞・専門家推薦)の 4 方向です。 「No.1」「〇〇が選ぶ」のような表示は、根拠がないと景品表示法上の問題になりますので、 根拠のある事実だけを使います。

1 秒で伝わるかを確かめる

  • 1 秒テスト: 目を閉じてから開き、1 秒だけ見て内容が頭に入ったか。ひとりで見ず、複数人でやります
  • コピーは 15 文字以内、できれば 10 文字以内。強調したいときは文字を足さず、削ります
  • 強調は「帯を敷く」がいちばんのおすすめ。ほかに袋文字・グラデーション・文字の大小・書体変更(明朝=上品/ゴシック=万能)
  • 価格を最初に目に入れない。価値を知る前に値段で判断されるため、価格に自信がある場合以外は優先順位を下げます
  • 必ず実際の大きさで確認する。パソコンで読めてもスマホで読めない、がいちばん多い事故です

初回 5 本・1 回 1 変数

  • 最初に出すのは 5 本くらい。本数は仮説の数です。50 本まくと表示が行き渡らず、検証になりません
  • 差し替えは 1 か所だけ。文言だけ、写真だけ、背景の雰囲気だけ。「全体をこう変えたら良くなるはず」の作り直しはしません
  • サイズは 300×250 から。記事の途中や末尾など質の高い掲載面に載りやすく、情報も置きやすい大きさです。勝ちが固まってから、サイズを自動で組み替える形式に広げます(最初から使うと、どの形が効いたのか分かりません)
  • 数字だけを正義にする。表示が伸びなかったバナーも実力として受け止めて捨てます
  • 掲載面より訴求が先。面ごとの見え方の違い(メールに出る広告枠では文字が小さくなる、ストーリーズ面では投稿っぽさが効く)はありますが、大当たりしたバナーは面を選びません

安ければ良い、とはかぎりません。お試し価格の訴求は 1 件あたりが安くなりますが、 商品そのものの価値を伝える訴求のほうが、費用は高くても長く使ってくれるお客さんが集まることがあります。 1 件あたりの費用だけでなく、そのあと続けて買ってくれるかまで見て判断します。

AI に画像を作らせるとき

構成が決まったら画像にします。AllRev では「こんな感じで」という文章ではなく、 要素・位置・比率・文字を書き出した設計仕様を渡します。 文章で頼むと、位置や比率が守られず、要素が抜け落ちます。

  • 文言は先に確定させてから渡す。「〇〇のようなコピー」と渡すと、AI が勝手に文字を作り、誤字も生まれます
  • 作ったら全部の文字を読んで検品する。誤字が 1 文字でもあれば納品せず、作り直します
  • 画像生成の鍵がなくても作れます。その場合は文字の崩れない作り方に切り替えて画像まで出します(設計だけ渡して終わりにはしません)

できあがった画像は成果物と素材に入り、 どんな指示で作ったかも一緒に残ります。当たったバナーを同じ条件で作り直せるのはこのためです。

AI に入れてある指示

  • 評価はまず押される率。ただし誇大な表現で釣らない
  • 要素 → 構成 → 制作の順を飛ばさない。要素には優先順位を付ける
  • 構成は 5 つの型のどれかに当てる。「なんとなく良い感じ」で組まない
  • コピーは 15 文字以内を目安に、削って強くする。バナーで伝え切ろうとしない(伝え切る役割は受け皿ページ)
  • 画像にするときは設計仕様として渡し、文言は確定文字列で書く。作ったら全文字を読み、誤字があれば作り直す
  • 最初は 5 本、差し替えは 1 か所だけ。横展開のときも変える箇所を 1 つに絞る
  • 素材が足りなくても設計で止めない。用意できる範囲で画像まで作り、足りないものは名指しで書く
  • 実績の数字を作らない。「導入 3,000 社」のような数字は、与えられた事実にあるものだけを書く
  • 他社のページのスクリーンショットを自社の素材として登録しない。読むために貼るものと、広告に使ってよいものを混ぜない

頼むときの言い方

  • 「このサービスのバナーを、訴求ちがいで 5 本つくってください」
  • 「いまのバナーが効いていません。構成の型を変えた案を出してください」
  • 「勝っているバナーの文言だけ替えた派生を 3 本つくってください」
  • 「競合が出しているバナーを集めて、長く回っているものの共通点を教えてください」

画像生成の連携があると生成 AI で作り、繋いでいない場合も文字の崩れない作り方で画像まで出します (Gemini / OpenAI)。 出稿は承認キューを通ります。

AI がやらないこと

  • 実在しない実績・受賞・お客さまの声を作りません。クチコミ型は、実際の声があるときだけ使います
  • 作ったバナーを勝手に出稿しません。入稿は承認を通り、作成した時点では停止状態です
  • 誤字のある画像を納品しません。直すより作り直すほうが早いので、作り直します
  • 他社の広告をそのまま複製しません。参考にするのは構成の型までです