AllRev

ドキュメント / 基本知識

受け皿ページ(LP)の基本

広告から来た人が最初に見るページは、最初から 100 点を狙いません。 6 つの要素をこの順で揃えて 70〜80 点から始め、テストで上げていくのが定石です。 このページは AllRev の AI がページを作る・診断するときに使っている型と、そこに入れてある指示です。

鉄板の 6 要素

順 要素 役割と要点
1 最初に見える画面 全員が必ず見る唯一の場所で、成果の大半を左右します。広告の言葉を引き継ぎつつ、そこに「新しい気づき」を 1 つ足すのが勝ち筋です(広告と同じことしか書いていないと申し込みは増えません)
2 その主張の裏づけ 「それって本当?」に答えます。数字・グラフ・料金の比較表で、実現できる理由を示します
3 比較(または併用の提案) 読む人が頭の中でする比較を、先にページ上でやってしまいます。比べる相手は競合ではなくその人がいま使っている身近なもの。比較で勝てない商材は「併用しませんか」に切り替えます
4 実績・第三者の評価 専門家の推薦・受賞・販売実績・満足度。あるかないかで申し込み率がおよそ 2 倍変わった実測があります。自社で用意しやすいのは既存のお客さんへの満足度調査です
5 お客さんの声 文字だけでなく、表情(写真やイラスト)を添えると効きます。SNS の投稿を使う場合は本人の許可が必須です
6 締めくくり 「いま申し込む理由」(在庫・期間・人数の限定)と、ボタンの文言で手軽さを伝えます(所要時間・入力項目の数・解約条件など)

直す順番(効果と手間で決める)

直す案は無限に出ますが、効果と手間で並べると順番はだいたい決まります。

優先 やること 効果/手間
1広告と最初の画面の言葉を揃える効果 大/手間 小
1最初の画面の主張を裏づける根拠を足す効果 大/手間 小
2実績・第三者の評価を入れる効果 大/手間 大
2比較(または併用の提案)を入れる効果 大/手間 大
3画像を差し替える/読まれている部分を上に持ってくる/ボタンの文言を変える効果 小/手間 小
4お客さんの声を入れる/いま申し込む理由を入れる効果 小/手間 大

テストの勝率は 3 割くらいが普通です。 はっきりした差が出るまで 1 本のテストを待ち続けるより、 判定の基準を先に決めておいて切り上げ、次のテストへ進むほうが早く伸びます。

8 つの観点で採点する

既存ページの診断は、印象で語らず 8 つの観点にそれぞれ点を付けます。 採点の結果は「直すといちばん効く順」に並べ替えて出します。

  • 見出しの明確さ — 何のページか 5 秒未満で分かるか
  • ボタンの見つけやすさ — 目立つか、最初の画面の中にあるか
  • 第三者の評価 — お客さんの声・導入ロゴ・事例・数値があるか
  • いま申し込む理由 — 期間・数量・条件の限定があるか
  • 安心材料 — 保証・返品条件・プライバシー・認証の表示があるか
  • 入力フォームの重さ — 項目が多すぎないか、圧迫感がないか
  • スマホでの見え方 — 崩れていないか、押せる大きさか
  • 表示の速さ — 画像が重すぎないか、読み込みが多すぎないか

数字の目安

ヒートマップ(どこまで読まれたかの図)で健康診断するときの目安です。

流入の種類 最初の画面を通過する割合の目安
検索から(探している人)80〜90%
一度見た人への再表示60〜80%
年齢・性別などで絞った配信30〜50%
絞り込みなしの配信20〜30%
  • ボタンまでたどり着いた人のうち押した割合は 5〜15% が目安です(全体に対する割合ではなく、到達した人のうち)
  • よく読まれるのは、料金表・料金の比較表・お客さんの声・よくある質問。とくに料金の比較表は業種を問わず読まれるので、ページの下のほうにあって 1 割しか到達しないなら機会損失です
  • ヒートマップは「申し込んだ人」に絞って見ます。全員で見ると、申し込まなかった大多数の行動に合わせて直してしまいます
  • 申し込み件数が少ないページは、手前の行動(カートに入れた・フォームの入力を始めた・地図を開いた)で判断します

やりがちな失敗

  • 通販のトップページを広告の行き先にする — 情報が多すぎて回遊し、離脱が増えます。商品ページを受け皿として整えるほうが効きます(ブランド名で検索した人向けの検索広告だけは例外)
  • 最初の画面にいきなりボタンを置く — 安い商品やリピーター向けなら有効です。ただし高単価・無名の新商品では逆効果になることがあります(ボタンを外して読ませたら申し込み率が約 2 倍になった実測あり)
  • 「安くすれば売れる」と決めつける — 価格も検証の対象です。単価は据え置いて内容量を変えるテストのほうがリスクが低く、増量セットにして申し込み率も売上も改善した例があります
  • 広告と違うことが書いてある — 「間違ったサイトに来た」と思われて即離脱します

計測できないページには配信しない

成果を測る仕組み(計測タグ)が入っていないページに広告を出すと、 お金は減るのに、良かったのか悪かったのかが永久に分かりません。

それらしい計測 ID を仮で入れることはしません。 タグは入っているように見えて何も送っていない状態は、 まったく入っていない状態より発見が遅れます。計測 ID がまだ無い場合は 「計測は未設定です。このまま配信すると成果が測れません」と書いたうえで、発行の手順を案内します。

本番公開は人が行います。AI は生成と計測タグの検証までを担当します。

AI に入れてある指示

  • 構成は 6 要素をこの順で置くのが既定。最初の画面は広告の言葉を引き継ぎ、そこに新しい気づきを 1 つ足す
  • 前の工程の成果物を先に探す。競合調査・動画の台本・訴求の整理が既にあれば読み、同じことを二度聞かない
  • 聞けない場面では止まらない。聞けなかった項目は仮置きし、「これは推定です」とページの説明書きに明記して最後まで作る
  • 実在の店舗・スタッフ・料理の写真は生成 AI で代用しない。用意できないならその区画を構成で吸収する
  • 図解・料金表など文字が主役の画像は、生成 AI に任せない。文字が崩れないやり方で作る
  • 計測 ID が無いときにダミーを入れない。未設定であることを書いて渡す
  • 本番公開はしない。作るのはページ一式と説明書きまでで、公開は人が行う
  • 診断は 8 観点で採点し、直す順番を効果の大きい順に並べる。取得に失敗したページの点数は「悪い」ではなく「不明」として扱う

頼むときの言い方

  • 「この広告の受け皿ページを作ってください。予約が取れる形で」
  • 「いまの LP を診断して、直す順番を出してください」
  • 「最初の画面だけ、別の訴求で 2 案つくってください」
  • 「フォームの離脱が多いようです。原因の仮説を出してください」

AI がやらないこと

  • ページを本番公開しません。作ったものを勝手に配信面へ繋ぐこともしません
  • 実在しない実績・お客さんの声・受賞歴を書きません
  • 計測 ID を仮の値で埋めません
  • 実店舗・実スタッフ・実際の料理の写真を、生成画像で代用しません